評価一覧
しろぴ
初期から発売予定リストに挙がっていたものの、延期が重なり「N64初のRPG」の売り文句は同社発売の「ズール」に譲ることとなってしまった作品。
ストーリーは大味で、固有名詞のついたキャラクターは数多く登場しているが、本筋に微塵も絡まないため印象が薄い。
また魔法も多種多彩ではあるが、有効な魔法は限られており、主人公の育て方によっては意図せずゲームの難易度が高くなってしまう場合もある。
お金や装備の概念がなく、道具はダンジョン内の宝箱や、人から貰うなどしてやりくりすることとなる。
回復魔法の無いうちは、高い難易度とエンカウント率に悩まされるだろう。
総じて難易度は高く、同時期のRPGに比べると見劣りする点は多かったかもしれない。
しかし、Nintendo64のグラフィックで表現されたフィールド……広大な新緑の野原、美しい青空の下を旅する楽しさこそが、このゲーム一番の長所。
冒険を一時中断して、地平線の奥まで広がる海を眺めて時間を過ごしてみるのも、一つの遊び方かもしれない。
ゲームボーイでこのゲームのストーリーを補完したものが発売されているので、セットで遊ぶと楽しさが倍増するかも。
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《 ボリューム : 5 》 《 グラフィック : 7 》 《 音楽 : 4 》 《 快適さ : 2 》 《 おもしろさ : 5 》
《 平均 : 4.6 》
《 総合 : 23 》
《 平均 : 4.6 》
《 総合 : 23 》